06488 厚い書籍をきれいにスキャンするコツとブックプレッサーの静電気除去
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分厚い教科書をスキャンしたいとやってきた学生。彼はその書籍を断裁してScanSnap iX1600でスキャンするつもりだったのですが、本があまりにも厚い。それに、その本、将来的に資料的な使い方をするとしたら、断裁するのはもったいないんじゃない? 書籍を断裁することなく、上からスキャンします。開いた本の湾曲もほぼ真っ直ぐに自動補正してくれる。優れものです。
本がある程度厚くても綺麗にスキャンできる。
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とは言っても限界がある。この本は相当厚い。1068ページある。
試しにスキャンしてみると、ページ下端がかすれる。「一」とか「二」の横棒が消える。
そこでスキャナ本体の下に別の本を挟み、スキャナの底面がスキャン面とほぼ同じになるように調整。
湾曲が大きいため、見開いた書籍の左右のうち薄い方(前半のページをスキャンする際は左側)の下に、書籍と同じサイズの本を敷き、見開いた面の水平を保つように調整。
さらに透明アクリル板でできた専用の「ブックプレッサー」で見開き面を上から軽く押さえる。スキャン面が平面になって綺麗にスキャンできる。ただし、スキャンしている場所の直上にある天井の蛍光灯が映り込んで文字が消えるため、天井の電灯を消灯。 以上をまとめると厚い書籍をきれいにスキャンする要点は3つ。
1. スキャナ本体の下に厚めの本などを敷きスキャン面と高さを合わせる
2. 書籍の左右どちらかの下に本を置いて左右の高さを揃え、ブックプレッサーで上から押さえて見開き面を平らにする 3. 直上の電灯を消して反射をなくす
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しかし、スキャンを始めて程なく、透明アクリル製のブックプレッサーにページが吸い付くようになりました。静電気の仕業。
学生「これ、どうしたらいいですか」
shio.icon「○○○してごらん」
半信半疑の学生がそれをしてみると、ページがスッと落ち着いた。静電気が消えたのだ。
学生「魔法みたい!!」
shio.icon「原因は静電気なんだからどうしたら静電気を逃がせるか考えればいい」
学生「思いつきませんでした」
さてshio.iconはなんと言ったでしょうか😊
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